
こんにちは。
自分らしく自由に歌いたい!歌好きゴスペル好きミュージカル好きの
ひろりんです。
ゴスペルに出会って、ずいぶん長い時間が経ちました。
なぜそんなに長い時間(とお金)を費やしながらゴスペルを歌っているのか?
改めて考えてみると色んな事が思い浮かびましたので、
今回は、私が歌い続けている意味や、
私が感じているゴスペルの魅力についてお話しようと思います!
まず、ゴスペルとは
ゴスペルとは、主にキリスト教の宗教音楽であり、
神を称える言葉、感謝、喜びなどを表現するために歌われる音楽です。
日本では、ゴスペルは宗教的な儀式や礼拝だけではなく、
音楽ジャンルの一つとして広まっており、コンサートや公演などの場でも演奏されます。
ゴスペルの歴史
17世紀に、多くのアフリカ人がアメリカに奴隷として強制的に連行されてきましたが、
その奴隷となった黒人たちは、自分たちの言語や宗教を奪われたうえ、
過酷な労働を強いられました。
故郷を奪われ、人権を奪われた黒人たちが、自分たちの思いを吐き出すために、
祈りと共に密かに歌っていた歌が、ゴスペルの始まりと言われています。
日本におけるゴスペル人気
日本でゴスペル音楽が人気を得たきっかけは、何と言っても、
1992年の公開された映画「天使にラブソングを」です。
いま人気の俳優の松下洸平さんもこの映画を見て「歌手になる!」と決めたそうです。
ちなみに私は、ゴスペル人気のきっかけとなったこの映画を
ゴスペルを始める前は知りませんでした笑
皆さん当然のように知ってますよね?な感じでレッスンが進んでいったので
「え、、知らんけど、、、」と思って、慌てて観た、という特殊なケースです笑
好きなことをやりたい→好きなこと、歌かな?→でも一人で歌うのも大変そうだな
→だったらみんなで歌えばいいじゃない?
→ゴスペルか、あの、黒人の人たちがクラップしながら楽しそうに歌うあれね?
→よし、やってみよう!
私の場合は、そんな始まりでした。
ゴスペルの魅力
お待たせしました。ここからは私が考えるゴスペルの魅力です。
歌詞の魅力
ゴスペルの曲には、心が弱ってくじけそうになっている人を励ましたり、
大丈夫だよと慰めたりする言葉が多く使われています。
ゴスペルは、Good Spell神様からの良い知らせが語源と言われています。
時には、負けるな!とロックサウンドで激しく鼓舞したり、
何も出来ないほど疲れ果てた時は、それでもいいんだよ、と慰めたり、
そんな、励まされたり認め合えたり愛を伝えたりという
「生きていく上で自分にプラスになるような言葉」にたくさん出会える事が
ゴスペルの魅力のひとつだと考えています。
私も苦しい時や悲しい時にゴスペルの歌詞に救われることがあります。
歌声の魅力
ゴスペルを歌う際に使われる地声の強い発声は、
合唱やコーラスとは違う迫力に満ちています。
そして各パートから発せられる迫力ある歌声が一つに合わさった時、
歌っていても心が揺さぶられます。
半端ない音の圧を全身で浴びて、うわあ~!!人の声ってすごいパワーを生むんだ!
と感動して鳥肌が立つ、
あの感覚は是非、生で体験していただきたい、ゴスペルの魅力のひとつです。
心身ともに健康度が高められる
突然ですが、マズローの欲求5段階説というのをご存じでしょうか?
”人の欲求は5つの段階に分類されている”という心理学理論のことです。
人の欲求の中の最も低い段階のものから順に、
- 生理的欲求(食べたり排泄したり寝たりできる)
- 安全欲求(危険を感じない)
- 社会的欲求(孤立してない、コミュニティーに属している)
- 承認欲求(認められたり、地位や名誉を手に入れている)
- 自己実現欲求(自尊や向上心への欲求)
この5段階があると言われています。
この「下から順に欲求が満たされることで、次の欲求が現れるという法則」は、
アメリカの心理学者アブラハム・マズローによって提唱されました。
そして、実はこの5段階を超越して6段階目(欲求ピラミッド最高峰)というものもあり
それが、「自己超越欲求」というものだそうです。
自己超越欲求とは、
・他者に喜んでもらいたい
・社会をより良いものにしたい
など、自分のエゴを超えて、他者や社会のことを想う欲求です。
例えば、寄付活動によって困っている人を助けたい、とか
ボランティア活動を通して、より良い社会にしたい
といった欲求は自己超越欲求であるといえます。
私はすぐマイケル・ジャクソンの曲「Heal The World」を思い浮かべました。
We Are The Worldもそうですね。
We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving
There's a choice we're making
We're saving our own lives
It's true we'll make a better day
Just you and me
このような概念を知ったときに、
あー私がゴスペルを歌うことには、
この⑤とか⑥あたりの欲求に含まれているんじゃないかなと感じました。
毎回、コンサートに出演する際は
・他人からの視線や他者からの承認は気にせず自分自身の向上に向けて頑張る。
・とにかくコンサートを成功させる、お客様に喜んでもらう、という目標のためにがんばる
・この歌が誰かに何らかの良い影響を与える事が出来るなら嬉しいなと思ってがんばる
という感じです。
そしてマスクワイア以外でも
「歌を届ける活動」として、介護施設で訪問コンサートを開いて、
歌でボランティア活動も行っています。
歌を歌い、ゴスペルを歌い表現しながら生活していると、
自分の目標を達成した時だけでなく、
そのプロセス(皆で頑張って自主練習をする、練習の成果が表れるなど)に
充実感を感じることができるので、
心身ともに健康度が高まると感じています。
とても頑張っている時の私 ↓

20年以上歌っていますが、これからも向上心を持って頑張りたいと思っています。
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