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ボイトレ

20年以上ゴスペルを歌う私が考える、英語の曲を歌うコツ

こんにちは。

自分らしく自由に歌いたい!歌好きゴスペル好きミュージカル好きのひろりんです。

本日は、ゴスペルなど英語の曲を歌っている方が必ずぶつかるであろう壁の一つ

英語の曲をどう歌うか、どう練習するか、についてお届けいたします。

私も20年以上もの間、様々な英語の曲を練習してきましたが

最初はなかなかコツがつかめなくても、繰り返し繰り返し練習を積み重ねていけば

徐々に慣れてきますので、短時間で出来ることも増えてくるな、と感じています。

あくまでも私が日ごろからやっていること、という内容なので

これがなければ絶対に歌えないよ、というものではございません。

どうすればいいのか迷っている方には、役に立つ部分もあるかと思います!

歌詞を理解しよう

歌詞の意味を理解しなくては、その曲を感情をこめて歌うことは難しいので、

私は、まず歌詞の意味を調べます。

読んでみても意味が分からない場合は『曲名 訳』のように検索すると

日本語訳を調べる事も出来ますし、それでも出てこない場合は、

翻訳ソフトを使うのも良いと思います。

私のお勧めは、DeepLです。

割と自然な訳になる場合が多いですが、急に省略してくることもあるので、

1曲丸ごと一気に翻訳するのではなく、

ブロックごとに翻訳させるとうまく行く場合が多いです。

また、ゴスペルであれば、聖書の言葉が出てくることもあるので、

その言葉が出てくる聖書の部分を調べたり、

ミュージカルであれば、話のあらすじや、歌うキャラクターがどんな人なのか、

どのシーンで歌われるのか?などを調べることもあります。

発音を意識しよう

英語の歌は、歌詞の発音が重要です。

最初は歌詞をゆっくり読んで、単語の発音を確認しましょう。

発音が難しい単語やフレーズは何度も練習してみてください。

私は、Youtubeやライブ映像、ミュージカルなどでネイティブの歌手が歌っている映像を見て、

その口元や表情をガン見し真似するのも効果があると思っています。

そして、発音を練習する際に特に気を付けることは下記の2点

リエゾン

英語には単語と単語が連結する『リエゾン』があります。

この連結がどう発音されているのかを意識することも

英語をスムーズに発音するために重要なポイントです。

リエゾン例:『That a』のように母音に挟まれるTは『ラ行』に近い発音となり、『ダラ』のように聞こえます。

子音の強さ

P(唇で破裂音を出す)F(下唇を前歯で触れて出す)

S(前歯の隙間から出す)H(奥のほうから発音する)

W(唇をすぼめて大げさに発音する)など 

自分が思うよりさらに大げさに発音する必要があると思います。

私もまだまだ足りていないと感じています。

サポートアイテム

そして、

速くて歌詞が聞き取れない、なかなか言えない、という場合に私が長年愛用しているのは

ハヤえもんです!

聞々ハヤえもんのメイン機能のひとつ、それが再生速度や音程を自由自在に変更できること。通常であれば、音楽の再生速度を変更すると音程まで変わってしまいますが、聞々ハヤえもんを使えば再生速度や音程をそれぞれ独立して変更することができます。

聞々ハヤえもんについて

私が主に使うのは、以下の3つの機能です。

再生速度の変更(ゆっくり再生させて練習する)

キーチェンジ(もともと声が高いので、原曲よりキーを上げて歌いたい場合に利用)

AB再生(繰り返し練習したい部分をAからBまでと指定して連続再生できる)

コンサートの前には、セットリストの順番どおりに曲を並べて再生リストを作り

繰り返し聴いては脳内リハーサルをする、という使い方もしています。

無料で使える聞々ハヤえもん、めっちゃお勧めです。

ちなみに、ぶんぶんハヤえもん、と読むらしいですが、

私は長年、もんもんハヤえもんだと思ってました笑 ごめんなさい🙏



リズムとイントネーションを覚えよう

英語の歌はリズムとイントネーションが大事。

歌詞をどうメロディーに乗せるのか、どの単語(あるいは子音)にアクセントを置くのか、

強調すべき単語やアクセントにチェックを入れて、

歌うときに意識するようにします。

日本語の音節には余り強弱はなく平面的に発音されることが多いですが、

英語の場合、強弱のアクセントがあります。

強勢がある音節は長く、弱い音節は短く言う、という感じで、強弱の差が大きいです。

この強弱がリズムを生み出しているので

英語の曲を歌っても、英語っぽくない、、という場合

この強弱に注意すると良いのかな、と思います。

発声の違いを意識しよう

日本語と英語とでは発声が違います。

日本語は、母音が あ、い、う、え、お の5つしかなく、

口の形も大きく変わることはありません。

発音も比較的単純で、濁音や半濁音があるとはいえ、英語に比べると種類も少なく、

あまり口を開かなくても喋れる言語のため、

発声も『浅い位置で』歌えてしまうことが多いです。

英語は、日本語よりも母音の数が多く、同じ母音でも音が異なることがあります。

英語の母音は口の開け方や舌の位置を母音によって変える必要があり、

日本語に比べて口を大きく動かす、唇や舌をより大きく使うことが多いです。

また、無静音や有声音、破裂音、摩擦音など、発音が複雑で、

舌や唇の位置が日本語とは異なるため、舌や唇を

より積極的に動かす必要があります

【th】等、日本語にはない発音もあります。

ちなみに私は、thの発音が苦手である自覚があるので、

このAretha FranklinのThinkを練習することになった時に

最初の♪Think!♪

それだけで心が折れそうになっていました。

このように種類の多い母音や子音を表現するためには

発声も『深く使う』事を意識する必要があります。

私が学生時代にお世話になった先生が、

日本語を話すときは日本人女性っぽい浅い発声の高音なのに

英語を話す時は、やけに声が深くなり低音になる、という人でした。

あの頃は、「英語になったらいきなりキャラ変わるの面白いw

くらいにしか考えていませんでしたが

歌を習うようになって初めて、先生は英語的発声で喋っていたのだな、と理解しました。

先生、お元気かなー。。



とにかく繰り返して聴こう

最後の一つは、これに尽きます。

とにかく、繰り返して聴こう!

この際、スピーカーから流すのではなく、絶対に、

イヤホンかヘッドホンで聴いてください。

歌詞も分かって、意味も分かって、どこで何を言っているのか聴きとれるようになって

その上でさらに聴きこむことで、

リズムの取り方や、発声のポジション(口のどのあたりで声を出している、どんな声色を使っている)など

より多くの情報を耳から聴きとれるようになってくるはずです。

究極に耳がいい、という人も中にはいるもので、

以前出会った、素晴らしい歌を歌うシンガーさんは

素晴らしい表現力と歌声でホイットニーヒューストンなんかを堂々と歌っているのに

「で?この歌は、どんな意味??」と言っていました。

そういう天才に会うと、所詮、凡人が何をやっても敵わねぇ、、、と若干へこみますが笑

千里の道も一歩から、です!

共に頑張ってまいりましょう!

私もまだまだ日々練習中です。これからも学んでいる生徒という立場ならではの視点でお伝えしていきます。

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