こんにちは。ひろりんです!
2025年9月19日、待ちに待った、レ・ミゼラブル ワールドツアーの福岡公演に行ってきました!
レ・ミゼラブルワールドツアー
ミュージカル「レ・ミゼラブル」をコンサート形式で進めていくスタイル。2024年9月の北アイルランド公演から開始したこのツアー、
ヨーロッパ各国、オーストラリア、台北を経て、ついに、日本へ!今回は、その日本ツアーの中の福岡公演でした。
公式のインスタグラムにも、FUKUOKA (福岡サンパレスが!)
公演の特徴・見どころ
・演出スタイル
物語のほぼ全シーンを曲を中心に「歌+演奏+少しの演劇的要素」で構成されているコンサート形式の公演です。
動きは最小限な部分もありますが、何よりも歌唱・音楽が全面に出ているスタイルで、舞台装置も少しあります。
こちらは開演前の舞台

・字幕
英語上演なので、セリフ・歌詞は英語ですが、舞台両サイドに日本語字幕が表示されます。
前方の席で見ると、字幕を見るために目線を左右に動かさないといけない、という状態になるので、レ・ミゼラブルを初めて観る場合は全体が見渡せる席をお勧めします。
(私はレミゼは何度も観ているので、前方の席で、字幕はたまにチラッと見る程度で、基本的にはキャストをガン見でした)
・構成
1幕85分(休憩20分)2幕60分、という構成だったと思います。2時間45分。
開演後は一定時間(12分だったかな?)は入場制限があり、遅れてくるとしばらく中に入れない、という状態になるので注意が必要です。
福岡公演 主なキャスト一覧
今回、福岡公演に来てくださったキャストの皆さまをご紹介。子役のガブローシュはツアーを回っているのかな? リトルコゼットは日本人の子でした。(歌唱は英語でした)
キャストの皆さんの出演作を調べてみると、こんなに様々なミュージカル作品でプリンシパルを経験されている人たちが、この福岡に来てくれたのか!?と、改めて感動します。
シドニー公演のファンテーヌが、レイチェル・アン・ゴー(ミスサイゴンではミミ、ハミルトンではイライザをやっていた人)だったので、まさか?日本にも来てくれるのか?と密かに期待していましたが、来ませんでした。
役名 | 俳優名 | 出演作等 |
ジャン・バルジャン | Geronimo Rauch | アルゼンチン出身。「レ・ミゼラブル」(Feuilly, Marius, Enjolras)、「Grease」(Doody)、「Jesus Christ Superstar」「Chicago」、「オペラ座の怪人」、スペイン語と英語でジャン・バルジャンを演じられる希少な存在。 |
ジャベール | Jeremy Secomb | オーストラリア出身。テノール歌手。「オペラ座の怪人」「Evita」「Joseph and the Amazing Technicolor Dreacoat」 |
ファンテーヌ | Channah Hewitt | オランダ出身。「The Lion King」(Nala)、「Tina Turner Musical」(Tina) |
マリウス | Will Callan | 英国出身。「レ・ミゼラブル」UKツアー、West End |
コゼット | Lulu-Mae Pears | 英国出身。「West Side Story」(Graziela)、「Cry Baby」(Alison) |
エポニーヌ | Nathania Ong | シンガポール出身。「レ・ミゼラブル」(Epenine)、「Into the Woods」(Cinderella)、「Hamilton」(Eliza Schuyler) |
テナルディエ | Luke Kempner | 英国出身。「レ・ミゼラブル」「Avenue Q」「South Pacific」 モノマネ芸人としての活動も並行。 |
マダム テナルディエ | Linzi Hateley | 英国出身。「Carrie」「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」「Oliver!」「Chicago」「Mary Poppins」 |
アンジョルラス | Jer Griffiths-Brown | 英国出身。「Hamilton」「Frozen」 |
感想など
では、ここからは私の個人的な感想です!
ほぼ全場面を再現されている満足感
コンサート形式ということで、キャストがそのキャラクターの衣装で出てきて歌だけ歌う感じなのかなぁ、、と思っていましたが、何せレ・ミゼラブルは全編歌!歌がセリフ!な作品ですので、コンサート版でも
ほぼ全編観られた満足感が得られます。
想像していたよりもお芝居の要素も多く、動きも多かったです。
省略されているところも少しは有ったと思いますが(ガブローシュが銃弾持ってくるシーンとか)ほぼ、ストーリーどおりに再現されていました。
ただ、「立ってマイクで歌うのが基本」なスタイルなので、亡くなるシーンは「立ったまま息絶える」という、白ひげ(ONE PIECE)形式(この話をSing!HAKATAの舞台袖でお話ししたMasaruさんは、ラオウ【北斗の拳】と言っていた)となります。
そして、歩いて去っていくので、「あれは体から抜け出た魂なのね」ってことにして見てました笑
裁き(Who am I)のシーンの、♪にーよんろくごーさーーーーん(英語なので24601)!!♪のところで、あ、そこは胸元をはだけて焼印を見せず、しっかり服着たままなのねwとも思ったり。
とにかく凄い歌唱
立ったまま死のうが、体から抜けた魂が歩いて去って行こうが、そんなこと全然気になりませんわよ!っていうくらいに、とにかく
歌唱がすごいです。
そして英語版を聴いて、改めて、日本語版の歌詞にも感心しました。
囚人番号は「24653」で正解だわ!と思ったし、(英語では24601のところ、日本語ではO Oneの発音に近い53に替えられてます)
♪過ぎた~日に~乾杯~♪も、♪Drink with me to days gone by~♪にぴったりで、一瞬、gone by~が乾杯に聞こえました。
日本版よりたくましそうなファンテーヌ
「1日の終わりに」のシーンで、オペラグラスで一人ずつお顔を見ていたところ、一人だけ「ただならぬ眼力」のキャストがいて、「あ、これがファンテーヌか?」とすぐわかりました。
日本版キャストでは、割とお上品に歌われる「I Dreamed a Dream」ですが、今回のChannah Hewittさんのファンテーヌは、もっと感情的に表情も激しめに歌われていて、私は「好き♡」と、心を動かされました。(そしてオペラグラスでガン見しながら泣いた)
ショート動画が上がってましたので、紹介してみます。(いま見てまた思い出し泣き)
子供のために何が何でも金を稼いで子供を守らねば!という母親なので、日本版も実はもっと力強い方が良いのかもしれないな、と思って、改めて二宮愛さんの歌唱披露の映像も見返したりしました。
(この映像、最初に見たときは、え?力強すぎない??と思ったけど、今見ると、これくらい力強くて良い気がする)
レーザービームで飛んでくるエポニーヌの歌声
そして注目のエポニーヌ!
今回のエポニーヌはアジア系の方で、どこの人なんだろうなぁ?うまいアジア人といえばフィリピン人か?と調べてみたら、なんとシンガポールの人でした。
もうね、本当にピーーーーン!!と張った声がレーザービームのように飛んでくるんです!すごい!
エポニーヌはレーザービーム、これは今年の日本版キャストのルミーナさんとの共通点だなと思いました。
そして表情もとても良くて、マリウスの腕の中で亡くなるシーンは涙が止まらず、、。
別のイベントでフルで歌っている動画もありました。これを観ても泣いてしまうけど、生で聴くともっとガツン!と、体に心に響いてきます。
Nathania Ongさん、West Endの「Hamilton」でイライザ役もやっているそうです。
ちゃんと衣装を着て歌っている動画が無かったので残念ですが、こちらを載せてみます。
そして、実はお父さんの歌も、激うまです。(お父さんアカペラ歌手で歯科医だそうです。え?すご過ぎない?)
Nathania Ongさん、今後大注目していきたい人となりました。
ほかのキャストの皆さんも、本当に歌が素晴らしくて、「そんなに軽く歌ってる風なのに、なんでそんな声量なんだw」と思いながら、オペラグラスで顔をガン見させていただきました。
「自分と同じ器官をもっている人間とは思えぬのだが?」な歌声たちに包まれて、大感動だったレ・ミゼラブル ワールドツアー!
福岡に来てくれて、本当にありがとうございました!
コンサート版については、いくつかDVDも販売されています。
レ・ミゼラブルは、日本版キャストも毎回オーディションで選ばれる方々でいつも素晴らしいので、まだ観に行ったことのない方は、ぜひ、観てほしい!と思います。
前回の観劇の感想や、作品についての説明などは、コチラの記事にも書いてますので、よろしければご覧くださいね。
やっぱり、レミゼは特別!!と、ますますレミゼ愛を深めて帰路につきました。
以上、今回は、レ・ミゼラブル ワールドツアー福岡公演についてお届けしました!
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