ミュージカル

ミュージカル 観劇記録 2025年 博多座「ウェイトレス」

こんにちは。ひろりんです。

先日、大千穐楽を迎えたミュージカル「ウェイトレス」博多座公演

私も観に行ってきました!

本日はその感想など、語ってまいりたいと思います。

ミュージカル「ウェイトレス」基本情報

原作:2007年の同名映画(原作・監督:エイドリアン・シェリー)

脚本:ジェシー・ネルソン

作詞・作曲:サラ・バレリス

初演:2015年、アメリカ・ケンブリッジのアメリカン・レパートリー・シアター

ブロードウェイ初演:2016年ブルックス・アトキンソン劇場

日本では、2021年3月~5月に上演され、ジェナ役の高畑充希さんは

この演技で第46回菊田一夫演劇賞を受賞しています。

今回は4年ぶりの再演となりました。

特徴

とにかく、サラ・バレリスのポップで感情豊かな楽曲が素晴らしい!

女性の自立DVからの解放友情母性などが描かれ、多くの女性が共感できる内容となっています。

あらすじ

主人公ジェナは、小さな町のダイナーでウェイトレスとして働くパイ作りの名人

DV気質の夫アールと冷え切った結婚生活を送る中、予期せぬ妊娠が発覚。

心身ともに追いつめられる中、町に新しく赴任してきた産婦人科医ポマターと出会う。

ジェナはパイ作りの腕を生かし、あるコンテストで優勝して人生を変えるという夢を抱くが、、。

主な登場人物(2025年版キャスト)

ジェナ(高畑充希):主人公。心優しくパイ作りが得意なウェイトレス

アール(水田航生):ジェナの夫。支配的で暴力的。

ポマター医師(森崎ウィン):新任の産婦人科医。

ドーン(ソニン):ジェナの同僚で内気な女性。

ベッキー(LiLico):ジェナのもう一人の同僚。強くてユーモラス。

カル(田中要次):ダイナーの店長。

オギー(おばたのお兄さん・西村ヒロチョ Wキャスト)
        :ドーンと出会い、一目惚れする風変わりな男性。

ジョー(山西惇):ダイナーのオーナー

主な楽曲

Opening Up (冒頭、ジェナとダイナーの仲間たちが歌う)

What Baking Can Do(ジェナがパイ作りに込める思いを歌う)

Waitress: The Musical | What Baking Can Do | National Theatre at Home

She Used to Be Mine (ジェナの人生の痛みと希望を歌う代表的なバラード)

Watch WAITRESS Star Alison Luff's Incredible Rendition of "She Used to Be Mine"

私は特に、She Used to Be Mineが好きで、こちらのAlison Luffさんの歌唱を観て、

「これはいい!絶対に歌いたい!」と思い、個人レッスンでチラッと歌ったことがあったのですが、

まだ日本で上演の話すら出ていない時期だったので、講師のShokoさんにはいまいち伝わらなかったです。

(そして数年後に他の生徒さんたちも歌い始めたので、私はこの曲に食いつくのが早すぎました笑←ありがち)

歌いたくなった方は、こちらに楽譜もございます。

She Used to Be Mine ピアノ&ボーカル楽譜

今回の感想(若干のネタバレあり)

私は、2021年の博多座から4年ぶりのウェイトレスでした。

あの頃は、まさにコロナ禍まっただ中で、上演されるかどうかも分からない状況の中、

それでもどうしてもこの作品は観ておきたかったので、必死にチケットをゲットして観に行きました。

その時、オープニングの♪Sugar, Butter♪の声を聴いただけで「また劇場でミュージカルが観られた」ことに感動して涙が出たのですが、今回はその当時のことを思い出して、また思い出し泣き(まだ始まってないのにw)。

DVだったり、望まぬ妊娠だったり、不倫だったり、家族と観るには不向きな話なのでしょうが(私は前回は娘と観ましたがw)、今回の客席、私の周りは割とご夫婦っぽい二人連れがいらっしゃっていて、

「これを夫婦で観るの、気まずくないのかな」と、秘かに気になってました笑

そして、ジェナ役の高畑充希さん!

前回ももちろん素晴らしかったのですが、私は今回の方がしっくりきました!

前回は若すぎたのか、少し子供っぽさがあったような印象でしたが、20代だった前回のジェナから、

30代になって結婚もされて演じる今回のジェナ、前回よりも大人になった印象で。

さらに、歌も上手いが芝居が上手い!!

何度もセリフの部分でもらい泣きしつつ、今回もまた、

「泣いた後なのに鼻づまりもなく素敵に歌い上げられるミュージカル女優の特殊能力」に驚かされました。

私なんてちょっと泣いたら鼻は真っ赤だし、鼻水出るし、鼻が詰まって声なんて全く響かなくなりますけどなー。

鼻水は出さずに涙だけ流して泣く特殊能力が欲しいものですわ。

そして前回同様に、今回も、ドーンとオギーのシーンは楽しくて、おばたのお兄さんの動きに笑わせられました!

前回、バック転してたような気がしたんだけど、、、別の作品だったかな?

キャストの変更部分については?

私が前回観た2021年公演からキャストも一部変わりまして、大きく変わったのは以下の3人でした。

ポマター医師:宮野真守→森崎ウィン

マモちゃんからのウィンくん、どちらも中の人が「動きも喋りもうるさい系男子」なので、違和感なく、今回のウィンポマターもアタフタしてチャーミングなポマターでしたが、私は個人的に、今回もポマター先生のラストの心情がわからずモヤっとしました。(え、そんなあっさりした感じなん?あんた今まで何を考えてジェナとあんな風になってたん?ってなるんですが、それが浮気というものなのだろうか、、、。解せぬ、、、。)

ドーン:宮澤エマ→ソニン

前回のエマドーンがめちゃくちゃ上手くてかわいらしくて印象深かったので、今回ソニンちゃんに代わると知って、「ソニンちゃんか、、年齢的にどうなんだ?」と感じていましたが、そんな心配は無用でした!怒りまくりの暴れん坊ソニン師匠も好きですが、コミカルで可愛いソニンちゃんも大好きです。ソニンちゃん、博多座で観るのいつぶりだろう、、キンキーブーツもSIXも観たかったなー。。

カル:勝矢→田中要次

前回の勝矢さんがでっかいので、へーー今回は田中要次さんなの?と意外でした。まぁ、田中要次さんと言えば、「あるよ?」のマスターですから。店長はお得意なのでしょうが、最後まで体型だけはしっくりこなかったです笑 やっぱりカルは体がでかいイメージです。

サラ・バレリス版のDVDは発売されているようです。これは、、欲しい、、、。

以上、本日は、ミュージカル「ウェイトレス」の感想などについてお伝えしました。

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