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ミュージカル「エリザベート」2025キャスト決定と、あらすじと魅力!

こんにちは。ひろりんです。

本日の話題はこちら!

ミュージカル「エリザベート」、2025年10月~2026年1月に4都市での上演が決定!です。

東宝初演から25周年。

そして前回で、エリザベートといえばこの方という花總まりさんがエリザベート役を卒業されまして、

今回は新キャストでの上演です。

今回エリザベートを演じられるのは、

望海風斗さん、明日海りおさんのお二人!

やはり、宝塚出身の方となりました。

前回の公演で愛希れいかさんのエリザベートを観て、

少女時代から大人への変化(声も立ち姿も変えていました)や、

その光り輝く美しさと歌声に、本当に素敵だわ!と感動しましたので、

え!今回、愛希さん出ないの!??と、まず驚き、

(同時期に他の作品がすでに決まっているので、今回は出演できなかったのでしょうが)

そして、望海風斗さん、明日海りおさんといえば宝塚で男役だった方々ですし、

宝塚版エリザベートではトート役を演じられた方々ですので、

いやこれ、全員トートやないかい!

というつっこみをしてしまいました。

(望海さんが演じられたのはルキーニだったそうで、全員トートは勘違いでした。失礼しました)

トート役は、今回も

井上芳雄さん、山崎育三郎さん、古川雄大さんのお三方です。

キャストについていろいろ語りたいところですが、まずは、

まだエリザベートを御覧になっていない方のために、作品についてのご紹介をします。

作品について

ミュージカル「エリザベート」は、実在したオーストリア皇后エリザベートの

波乱に満ちた生涯を描いた作品で、1992年にウィーンで初演されて以来、

世界各国で上演されてきました。

日本では、1996年に宝塚歌劇団が初演し、2000年からは東宝版も上演されています。

私は東宝版しか観たことがないのですが、東宝版はエリザベートを中心に描かれ、

宝塚版では主演はトート、となっているそうです。

ミュージカルと言えば、ブロードウェイから日本へ!というパターンが多いですが、

この作品はウィーンからヨーロッパ各国で上演されたのちに、日本に持ち込まれた作品です。

ブロードウェイを通らず、イギリスも王室問題が絡む内容なので上演されず、ということで、

「英語版がない」作品です。



主な登場人物

まずは、この6人の関係さえ把握しておけばOKな主要人物たち

エリザベート: 物語の主人公、オーストリア皇后

トート: エリザベートを「死」へいざなう、死の象徴、死を擬人化した存在

フランツ: オーストリア皇帝、エリザベートの夫

ゾフィー: フランツの母、姑

ルドルフ: エリザベートの息子、王子

ルキーニ: エリザベートの生涯を語る狂言回しの役割の、無政府主義のガラの悪いイタリア人。最終的にはエリザベートを暗殺

あらすじ

エリザベートを暗殺したルキーニが死後の世界で裁判にかけられる場面から

物語は始まります。

ルキーニは「なぜ殺したのか?彼女がそう望んだのだ」と証言し、

エリザベートの生涯を証人たちと共に再現していきます。

無邪気で自由を愛する少女エリザベートはオーストリア工芸フランツ・ヨーゼフと結婚し、

皇后となりますが、宮廷の生活には自由は無く、姑ゾフィーに干渉されまくり、苦しみます。

彼女に何かあって弱るたびに、

「死の象徴」であるトートが(トートダンサーをはべらせながら)現れ、

「さぁ、こっちにこいよ、俺のものになれよ」と誘ってくるのですが、

エリザベートはそれを拒みながら皇后として生きていきます。

しかし、いろいろあって(急に省略w)もう自由になりたいと、旅に出ます。

その後も数々の悲劇に見舞われたのち、最後はルキーニに暗殺される、というお話です。

みどころ

ルドルフはスターへの登竜門

「エリザベート」といえば、東宝での初演当時に大学生だった井上芳雄さんが

ルドルフとして大抜擢され、

その後ミュージカル界のスターとなり、その後はトートとして作品に戻ってきて

今でもトート役を演じられている、という作品です。

ルドルフ=未来のスターへの登竜門、とばかりに、

過去のルドルフ役を演じられた方を並べてみると、

井上芳雄、浦井健治、伊礼彼方、田代万里生、古川雄大、京本大我

などなど、いま多くのミュージカル作品でメインキャストを演じていらっしゃる方々ばかり。

今回も、ルドルフは誰だ?が気になるところです。

もちろんトートはスターの証

これはもう、言うまでもなく。トートはスターの証。

初演の山口祐一郎さん、内野聖陽さんをはじめ、

過去には、武田真治さん、石丸幹二さん、城田優さんなども演じられているトート、

今回のトートのお三方については、

井上芳雄さん、古川雄大さんは過去にルドルフを、

山崎育三郎さんはルキーニを演じてますので

なんなら、芳雄トート、雄大ルドルフ、育三郎ルキーニの

3人とも一気に出る豪華スペシャル回があったらいいのに!と思ったりもします。

今回、井上芳雄さんは東京公演のみの出演だそうで、

博多の民は芳雄トートを拝むことが出来なくて残念なのですが

芳雄さんのトートはマジでヤバいです。(語彙力w)

常にプリンスな芳雄さんですが、トートメイクと衣装が一番かっこいいと思いますし

神がかったオーラを放ちながら劇場を支配するその姿は、

まさに黄泉の帝王!!

雄大トートは美しさは芳雄トートに劣らず完璧ですが、

帝王というより、もう少し、優しさも感じるトートだな、と感じました。

前回は育三郎トートは福岡には来なかったので、今回は育三郎トートも楽しみ!

ルキーニこそ大事

過去には現在トート役の山崎育三郎さんもルキーニを演じてましたが

他には、高島政宏さん、尾上松也さん、黒羽麻璃央さんなどが演じてます。

そして、このルキーニこそが、私たち観客を物語の中に引き込む大事な役どころなので、

庶民の立場でエリザベートを語る、魅力的なルキーニでなければなりません。

私は、「マリーアントワネット」のマルグリッドしかり、

「庶民の代表」的な役割の人が好きなので、「ミルク」のシーンは特に好きです。

楽曲の魅力

そしてエリザベートの魅力といえば、その楽曲の素晴らしさも外せない要素です。

エリザベートで歌われる楽曲は、ミュージカルファンの中でも人気のある楽曲が多く

トートが歌う「最後のダンス」、エリザベートが歌う「私だけに」、

トートとルドルフが歌う「闇が広がる」は特に人気の楽曲。

個人的にはルキーニも好きなので、ルキーニが歌う「キッチュ」や「ミルク」もお勧め。

2022年版のプロモーション映像には芳雄さんがいなかったので、

育三郎ルキーニも出てくる2019年版を載せてみます。

エリザベートの配役に関して思うこと

「宝塚出身者がエリザベートを演じる」というのが、今のところのルール?のようですので、

仕方ないのだろうな、とは思いますが、

男役だった方がエリザベートを演じられることには、うーん、、と思う部分もあります。

(今回のお二人について不満というわけでは決してなく)

宝塚で長年男役として、低音で歌を歌ってきた方々が、卒業すると、

女性として他のミュージカル作品に出演され、女声の曲を歌われるわけですが、

難なく歌われる方もいらっしゃれば、観ていて、やっぱり高音きつそうだなー、、、と思うこともあるので、

出来れば、娘役さんか、宝塚以外の声質が合っている方に演じてもらいたい

という気持ちはぬぐえません。

いつか、宝塚出身者以外でもエリザベートを演じられるような日がくれば良いなぁ、、。

そして、その時には、ぜひ、木下晴香さんに演じて頂きたい!

圧倒的プリンセス感を出せるに違いない。

愛希れいかさんも本当に素敵でしたので、また是非やっていただきたいと思っています。

(大河「べらぼう」では、あさがお姐さん1話で亡くなってしまって、え!もう終わり!と思いましたよねー。。。)

公演日程

公演日程は下記のとおり(詳細は未発表)

2025年10月~2025年11月: 東急シアターオーブ

2025年12月          : 札幌文化芸術劇場 hitaru

2025年12月~2026年1月: 梅田芸術劇場メインホール

2026年1月              : 博多座

※井上芳雄さんは東京公演のみ出演

※山崎育三郎さんは北海道・大阪・福岡のみ出演

我ら福岡勢は最後です! 

チケットは、また争奪戦なんだろうな、と思うと取れるか心配ですが、、

他のキャストの発表も含めて、続報を楽しみに待ちたいと思います!

ということで、今回は、ミュージカル「エリザベート」についてお伝えしました。

まだ観てない方も、ぜひ、一度は劇場へ!

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