ミュージカル

トニー賞で再注目、一大ブームを巻き起こした ミュージカル 「ハミルトン」あらすじ ・ 代表曲

こんにちは。ひろりんです。

トニー賞授賞式も終わって2週間が経ちましたが、今回は、10周年記念としてオリジナルキャストが再集結してパフォーマンスを披露したことで、改めて話題となったミュージカル「ハミルトン」について、ご紹介してみようと思います。

ミュージカル「ハミルトン」とは

ミュージカル「Hamilton(ハミルトン)」は、アメリカの建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンの生涯を描いた作品です。

基本情報

作詞・作曲・脚本:リン=マニュエル・ミランダ

初演:2015年、ブロードウェイのリチャード・ロジャース劇場

特徴:ほぼ全編がラップ・歌唱によって進行されるミュージカル。ヒップホップ・R&B・ソウル・ブロードウェイスタイルが融合した革新的な楽曲構成で、各キャラのラップスタイルや音楽ジャンルで性格が表現されている。

建国の父たちを、黒人やラテン系俳優が演じるという多様な人種のキャスティングも特徴。

あらすじ

主人公はカリブ諸島から移住し、アメリカ独立戦争や建国期の政治に関わったアレクサンダー・ハミルトン。彼の情熱と野心、家族やライバルとの関係を軸に、アメリカ建国の物語が描かれます。

登場人物:

アレクサンダー・ハミルトン:主人公。政治家、弁護士、財務長官。

アーロン・バー:ハミルトンのライバル。物語の語り手。

イライザ・スカイラー:ハミルトンの妻。

アンジェリカ・スカイラー:イライザの姉。ハミルトンに特別な思いを抱く。

ジョージ・ワシントン:初代大統領。ハミルトンの師。

トーマス・ジェファーソン:政治的対立者。

マリア・レイノルズ:不倫相手。

ストーリーの流れ

  1. 若き日のハミルトン:無名の移民としてアメリカに渡り、大学で頭角を現す。
  2. 革命と戦争:ワシントン将軍の副官として活躍。
  3. 建国と政界進出:憲法制定・財務長官就任、経済政策を立案。
  4. 私生活の危機:不倫スキャンダル、息子の死
  5. 最期

代表曲

Alexander Hamilton

My Shot

The Schuyler Sisters

You’ll Be Back

Burn

など サウンドトラックは必聴です!

女性お勧めの曲 Burn

この中から私は、イライザ(フィリッパ・スー)が歌う「Burn」を個人レッスンで歌ったことがあります。イライザがハミルトンの不倫と裏切りを知った時の心情を歌う、という暗めバラードなので、発表会で歌うことは無かったですが笑

頭が良くて野心家のハミルトンは文才もめちゃくちゃあるので、名家のお嬢様イライザを手紙で口説いて結婚するわけですが、後に不倫がばれたときに、せっかく手に入れた地位名声を失うことを恐れて、その文才を生かし(?)アレコレ言い訳の文章を書いて世間に公表しちゃうのです。

そんな、自分の保身のために家族のプライベートなことすら公表してしまう夫の裏切りにイライザは傷つき、夫と決別するため(世間に対する言い訳の助けになるかもしれない”愛する妻あての手紙”という証拠を消すため)に、ずっと大事にとっておいたハミルトンからの手紙を燃やしながら、この歌を歌います。

最後の、I hope that you burn.(あなたも燃えてしまえばいいのに) で、ぞっとしてください。

第78回トニー賞授賞式

そして、第78回トニー賞授賞式では10周年記念としてオリジナルキャストが終結し、メドレーを披露しました。

オリジナルキャスト

リン=マニュエル・ミランダ:アレクサンダー・ハミルトン

レスリー・オドム・Jr:アーロン・バー

フィリッパ・スー:イライザ

レネー・エリーズ・ゴーロドスベリー:アンジェリカ

ジョナサン・グロフ:ジョージ3世

そのほか、アリアナ・デボーズなど

メドレー

Non-Stop

My Shot

The Schuyler Sisters

Guns and Ships

You’ll Be Back

Yorktown

The Room Where It Happens

History Has Its Eyes on You

改めて、こちらの動画も載せておきます。スカイラーシスターズでテンション爆上がりし、ジョナサン・グロフのジョージ3世にニヤニヤした思い出。

日本で見るには?

2020年、ディズニー+でオリジナルキャストによる舞台収録版が配信開始されました。映画演出版ではなく、実際のブロードウェイ公演を複数のカメラで収録したもので、私はこの日本語字幕版を見ました。

そして今年のトニー賞で改めて感動したミュージカル「ハミルトン」、2016年トニー賞、ピューリッツァー賞(ドラマ部門)、グラミー賞(最優秀ミュージカル・アルバム賞)など数々の賞を受賞し、オバマ元大統領も絶賛し、アメリカで一大ブームを作り上げた作品です。現在のミュージカル作品を語るにあたり、「ハミルトン前」「ハミルトン後」と時代の変換ポイントとして語られるほど、だそうです。

日本では、現在もディズニー+で視聴可能!気になった方は、ディズニー+をチェックしてみてくださいね!

以上、本日は、ミュージカル「ハミルトン」についてお伝えしました。

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