こんにちは。ひろりんです!
2025年11月2日、博多座で上演中のミュージカル『マタハリ』を観劇しました。
このミュージカルは、第一次世界大戦下、愛と祖国のはざまで生きた実在の女性スパイ“マタ・ハリ”を題材にした作品です。
主演はマタハリ役:愛希れいかさん、ラドゥー役:廣瀬友祐さん、アルマン役:加藤和樹さん。

【作品概要】
『マタハリ(MATA HARI)』は、韓国で2016年に初演されたフランク・ワイルドホーン作曲によるオリジナルミュージカル。
脚本はアイヴァン・メンチェル、作詞はジャック・マーフィー。
華やかなショーダンサーでありながらスパイとして翻弄されるマタ・ハリが、戦争の渦中で愛と自由を求める姿を描きます。
日本では2018年に初演、2021年に再演を経て、2025年の博多座公演はさらなる深化を遂げた最新バージョン!
音楽の壮大さと、物語の陰影の濃さが共存するミュージカルです。
【キャスト紹介と見どころ】
■ マタハリ役:愛希れいか(まなき・れいか)
宝塚歌劇団月組トップ娘役として『エリザベート』『ロミオとジュリエット』『ミー&マイガール』などで活躍。
退団後も『エリザベート』『トッツィー』『マリー・キュリー』などで存在感を放ち続けています。
現在放送中の大河ドラマ『べらぼう』にも、元花魁の朝顔姐さんとして出演。
私も楽しみに第一話を観たのですが、なんと、その第一話で無残な最期を遂げまして、、全裸で捨てられるという衝撃的なシーンが話題となりました。
お目当ての愛希れいかさんが早々に退場されたので、観るのをリタイアしてましたが、最近はまた、井上芳雄さんが出演されると知り、途中から観てます笑(『べらぼう』には他にも古川雄大さんや望海風斗さんなどミュージカル勢が出演されてますね)
そんな愛希さん、今回の『マタハリ』では、華やかで妖艶なダンサーとしての表情と、愛に生きる一人の女性としての心の脆さを見事に両立。
特に歌の中で見せる表現力は圧巻で、覚悟の表情の歌に何度も胸がぎゅっとなりましたし、泣くシーンでも本当に本気で泣いているその表情が素晴らしかったです👏👏
こちらの制作発表の歌唱より、断然、本番の輝きは勝ります。
■ ラドゥー役:廣瀬友祐(ひろせ・ゆうすけ)
ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する実力派。『レ・ミゼラブル』『ファントム』『アナスタシア』『キングアーサー』など、重厚な役柄を多く演じられています。
私は、『モダン・ミリー』での廣瀬さんのコミカルな演技と低音ボイスが最高すぎて、観劇後の帰り道、歩きながら廣瀬さんインスタをフォローしました。
ラドゥーは、冷徹な諜報機関の長でありながら、マタハリに惹かれつつ、利用し、そして裏切るという複雑な人物。
廣瀬さんの低く響く声と圧倒的な説得力が、このキャラクターの「人間臭さ」と「恐ろしさ」を絶妙に表現していました。
権力と哀しみをにじませつつ、うっすら狂気すら感じさせる演技が最高!
っていうか、ラドゥー、奥さんいるんですけどね。途中まで、単なる「スパイを命ずる上司」っていう目で見ていたのに、途中で急に狂いだすので「え?アンタいつからそんな好きだったん??」と一瞬驚きました笑
ちなみに廣瀬さんは、こちらの「ディア・エヴァン・ハンセン」では、コナー役を演じられます。
コロナ渦では色んな俳優さんがリモート歌唱動画をYouTubeに上げてくれていましたが、廣瀬さんもその一人です。
■ アルマン役:加藤和樹(かとう・かずき)
俳優・歌手として多面的に活躍されている俳優さんです。
ミュージカルでは『エリザベート』(ルドルフ役)、『ファントム』(ファントム役)、『フランケンシュタイン』(アンリ/怪物役)など、ワイルドホーン作品とも縁の深い俳優さん。
韓国によく行かれているので、韓国ミュージカルもたくさん観劇されているのだろうなぁ、と思ってます。そして、お料理上手で自作ラーメンをお仲間にふるまうラーメン俳優としても有名です。
コロナ期間中に、中村倫也目当てに見始めた「闇金ウシジマくん」に、突然、加藤和樹さんがチャラい役で現れて、「おぅ、、こんなところに加藤和樹、、」とニヤニヤしました。(闇金から借りた金は利息が違法だから返す必要はないと、複数の闇金業者から金を借りまくって、それがバレてぼこぼこにされる役ですが、興味ある方は若き日の和樹さんを探してみてくださいね)
今回のアルマンは、マタハリを愛する青年将校。
加藤さんの真っ直ぐな歌声と、廣瀬さんの低音ボイスとのバランスが素敵だなと思いながら観てました。
戦争という非情な時代の中で、愛する人と出会ってしまった葛藤や苦悩を歌と演技で表現されます。
アルマン、途中で腕を負傷するのですが、加藤さんの「骨折してブランブランな腕」の芝居がめっちゃうまいです。「腕ぶらんぶらんや!すごw」と思いながら観察しました。
こちらは、「フランケンシュタイン」での歌唱です。
【印象に残ったシーン】
- オープニングのレビューショー:映像と照明が一体化した豪華絢爛なシーン。マタハリのスター性が際立つ瞬間。
- マタハリとアルマンの再会:静けさの中に溢れる感情。二人の歌がまるで祈りのように響く。
- 終幕の処刑シーン:強く美しいマタハリらしい最期で、余白の美を感じる演出。観客が息をのむ緊張と、訪れる静寂。
韓国版のダンスシーンの動画があったので、参考までに載せておきます。これは真正面から観るとより美しく見えるシーンだと思いました。(今回、私は2階最前列での観劇)
【私の視点での感想】
今回の『マタハリ』博多座公演は、キャストの完成度が非常に高く、作品全体に“覚悟”のような熱量が宿っていたように思います。
それぞれのキャストに「歌い上げる系ソロナンバー」がありますし、アンサンブルががっつり歌う系の曲もあるので、歌好きとしても見ごたえのある作品だと思いました。
ロングトーンでソロで歌い上げる!!という曲がそれぞれのキャストにあるので、歌う側の視点で見ると、あのロングトーンで一瞬でも声がぶれると心折れがちになるところだと思いますが、
皆さん、その「外せないロングトーン」に、ひるまず全力で向かっていく!その姿が感動的!オーケストラもドラムも入ってバシバシ音が届く迫力の演奏でした。
韓国版はキャストレコーディングのシングルもあるようです。韓国版を聴くと、やはり、韓国作品の楽曲なのだなぁ、、と、より「らしさ」を感じます。
そして私は、愛希れいかさんが演じるマタハリの衣装にも注目!
マタハリは、単なる悲劇のヒロインではなく、自分の信念を最後まで貫く強い女性。舞台の上で妖艶に舞っている露出度多めなお衣装も、お出かけするときのクラシカルなお衣装も、本当に素敵に着こなしていて、きれいだわーかわいいわーきれいだわーーと、ずっと見とれておりました。
素晴らしい演奏と歌と衣装と演技、その中で、“愛とは、自由とは何か”を問いかけてくる壮大な作品「マタハリ」。
観られてよかった!博多座に来てくれてありがとう!!
ほかのキャストの組み合わせも観てみたかったなぁ~
ちなみに、今回のマタハリ、プログラムもとても美しくて、厚いブルーの表紙にゴールドのフレームとロゴ。部屋に飾っておきたくなるビジュアルでした!この表紙を見て、プログラムも買う!と決めた。

もしまた再演があるなら、もう一度観たいと思う作品でした!
以上、本日はミュージカル「マタハリ」博多座公演についてお届けしました。
ランキングに参加しています。いいね!と思ったらこちらをクリックお願いします。
