ミュージカル

ミュージカル昭和元禄落語心中@福岡市民ホール

こんにちは。ひろりんです。

2025年4月19日、福岡市民ホールで

ミュージカル「昭和元禄落語心中」を観劇してきました。

福岡市民会館が閉館し、新しく作られた福岡市民ホール、

2025年3月28日に開館したばかりの施設です。

福岡市民ホール

所在地:福岡市中央区天神5丁目2-2

アクセス:地下鉄空港線天神駅から徒歩約10分

今回は、こちらの大ホール(キャパ約2000席)での上演となります。

「昭和元禄落語心中」について

「昭和元禄落語心中」は、雲田はるこさんによる漫画作品で、

昭和を舞台にした落語家たちの人間ドラマを描いた物語。

アニメ化、ドラマ化もされた人気作で、今回は初のミュージカル化です。

あらすじ(ネタばれ無し)

刑務所から出所した青年・与太郎は、かつて刑務所の慰問で観た伝説の落語家

「八代目・有楽亭八雲」に弟子入りを志願する。

八雲は弟子を取らないとされていた存在だったが、与太郎は、

落語家になるという夢を与えてくれた八雲に、自分の思いを熱烈アピールし、

八雲はその様子を見て、弟子入りを許す。

自宅で同居しているのは、かつて芸を競い合った天才落語家・有楽亭助六の娘、小夏。

八雲に育ててもらったはずなのに、八雲に対する態度が悪い。

だが、八雲は自分の過去を過去を語ろうとしないため、与太郎は

八雲の付き人である松田から、その二人の間にあった物語を聞くこととなる。

八雲と助六、そして小夏の母であるみよ吉、この三人の間には

悲しい過去があったのだった、、、、という作品です。

物語の主要人物

助六:山崎育三郎さん

八雲:古川雄大さん

みよ吉:明日海りおさん のお三方が演じられました。

作品についての感想

作品全体について

今回のミュージカル化に際しては、山崎育三郎さんが企画から関わっておられます。

落語がテーマということで、登場人物の多くは着物を着ているため

「これをどうやってミュージカルにするのだろう?」と楽しみにしていましたが、

過去や現在のシーンを上手く行き来しながら、

見事に美しいミュージカルとなっておりました。

音楽について

音楽については、もっと和風になるのかな?と思っていましたがそうではなく。

シーンに合わせて、ロックっぽいものや、タンゴや、ブギなど色んな曲調のものがあり、

また主要キャストのお三方が歌う曲は、初演ということもあってか、

それぞれの俳優さんの個性や声がしっかりと活かせるような曲が

書かれているなと感じました。

一緒に行ったスプリームのメンバーと、

「曲は意外と和風じゃないんだねー」と話していると、

「ま、あんま和風になったら、劇団☆新幹線になるしなw」と言われて

もう私たちの脳内では、劇団☆新幹線バージョンが走り出してました笑

それも見てみたいかも、、、

落語について

私個人の感想としては、落語の見せ場がもう少ししっかりと欲しい気がしましたが、

ミュージカルに組み込もうとすると、あれくらいの量になるのは仕方ないのかなぁ、、。

落語の事を知らなくても楽しめる作品ですが、私は、

一部しか語られない落語の演目が気になりすぎて、家に帰って検索しましたし、

他にも「あのシーンは原作ではどういう感じだったんだろう?」というのも知りたくなって、

コミック本を大人買いしました笑

(10巻もあるのでゴールデンウィークに読もうと思います。大人って素敵♡笑)

育さん助六が自堕落な生活になっていたところは、

「落語と心中してもいいというくらいの人が、なぜ急にこうなる?」と、不思議だったので

(セリフでちょっと説明はあったけど)、

きっとそこに、ミュージカルでは詳しく描かれない年月があったのだろう

脳内補完しましたが、あとでコミックで確認しておきます。

(原作でも描かれてなかったらどうしようw)



ファンサもあるよ

助六と八雲が絡むシーンで、

ここは毎回アドリブでセリフも違うのかしら?と思える場面では、

客席からも、どっと笑いが起こって、八雲も普通に「中の人の顔」で笑ってましたし、

きっとリピーターもお楽しみの場面になるのだろうな、と思いました。

みよ吉・明日海りおさんは、着物も洋装もどの装いも美しくて、

今日もおキレイだわねぇ、、、と思いながら観察。←美しい人は大好きです

その美脚が拝めるドレスもあったり、

八雲とみよ吉が寄りそう姿は本当に美しく、それぞれのファンがキャー♡となるシーンが

ちゃーんと用意されている、という印象でした。

福岡市民ホールについての感想

音について

コンサート用のホールということで、音の響きが良かったのですが、

劇場よりも音の反響が大きいせいか、後半はちょっと頭がクラクラしておりました。

(私は去年から内耳の調子が良くなくて、聴覚過敏の症状が出たり、

多方向から音が聞こえるとめまいが起こったりします)

一緒に行ったメンバーの近くの席の方は、「セリフが聞き取れない」

仰っていたようですが、うちのメンバーはしっかり聞こえていたようでしたので、

これも個人差なのかも?

(私はセリフは割と聞き取れましたが、ロック調の曲は、

音に埋もれて歌詞が聞き取れないな、と感じました)

ホール内の施設について

とにかく、トイレが激混み。

福岡市民ホールと検索しようとすると、サジェストに「トイレ」と出てくるくらいに、

多くの方がトイレに問題を感じているようです。

今回は、大ホールの1階席トイレは、男性用も女性用に解放して、

男性には2階3階のトイレを案内されていましたが、それでも大行列で、

休憩時間内に戻ってこられない方もいらっしゃったようでした。

博多座と違い、休憩時間に飲食物を買う場所もありませんし

(まぁ、コンサートホールですから当たり前か?)座る場所もあまりなく、

私は一緒に行ったスプリームのメンバーと

「私たちは日頃から博多座に甘やかされてるからねw 博多座のありがたみを感じるね」

と立ち話をしてました。

劇場の出入り口から続いているスロープも割と傾斜がきついので、

ヒールを履いて下るのは大変かも?

市民ホールでのミュージカル上演が今後も増えるのかもしれませんが、

個人的には、やっぱり博多座で観たいな!博多座万歳!と思っちゃいましたね。

帰りに食べた担々麺(大辛)がめちゃ旨でしたので、また食べに行こうと心に誓いました。

一応、お店の情報も載せておきます!

博多 担々麺 | あづま屋。

以上、昭和元禄落語心中の観劇レポートでした。

よろしければ、応援の意味でこちらを押していただけると嬉しいです🩷

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村



-ミュージカル