雑記帳

実写版「白雪姫」のつっこみどころを語る

こんにちは。ひろりんです。

昨日は、実写版「白雪姫」を観てきました。

公開前から主演女優レイチェル・ゼグラーの問題発言などが話題になっていましたが、

リトルマーメイドも割と楽しんで観ることができた私は、

まぁ大丈夫でしょ、という軽い気持ちで観に行ったわけです。が、、

前週にウィキッドを観た後、ということも影響するのかもしれませんが

内容も、美術面も、吹き替えキャストの力量も、うーーん、、、、という感じで、

途中から腕組みしてスクリーンを観てました笑

腕組みをする、というのは「警戒」「防御」の心理だと言われていますが

まさかディズニー映画で腕組みすると思いませんでした。

せっかくなので(?)忘れないうちに

数々のつっこみポイントをまとめてみたいと思います。

(思いっきりネタばれ含みますので、見たくない方はお戻りください)



白雪姫とは?

白雪姫といえば、「雪のように白い肌」を持ち、

その美貌のせいで女王に嫉妬される、という設定のはずが、

今作では「吹雪の夜に生まれたから白雪姫と名付けました」に変わっています。

また、女王に嫉妬されるポイントも「内面的な美しさ」に変わっています。

まぁ、その点は、主演をレイチェル・ゼグラーにした時点で

白い肌の設定を変えざるを得ないだあろうと分かっていたので、

そうかー、、そうするしかないかー、、と思いながら見ました。

レイチェル・ゼグラーの歌声は好きです。

(吹き替えで観ちゃったけど、サントラは聴いた)

王子どこ行った?

原作では、毒リンゴをかじって目覚めない白雪姫を

小人たちがガラスの棺に入れて悲しんでいるところに王子が通りがかって、

あまりの美しさにキスをする、という展開ですが、今作では、

王子は出てきません!

♪生きるため盗まなきゃ♪のアラジンのような、

ラプンツェルのフリン・ライダーのような、

どこかで見ましたよね?その設定、な盗人ジョナサンが出てきます。

その改変もどうかと思うのですが、それ以上に、吹き替えキャストが、、、

申し訳ないが、、ミュージカル好きのおばちゃんには受け入れられない仕上がりで。

歌は下手ではない。うまいのでしょう。でも、歌と演技の繋がりが、、ない。

ごめんねー。。

ミュージカルの歌ってセリフなんですよ、そこをもうちょっと、頑張ってほしかったです。

歌のタメはね、せりふの一部なの、ただの休符になっちゃあかんと思うの。

この時点で、

「あぁ、、、せめて字幕にすればよかった。。失敗や、、、」と後悔しました。

(かといって字幕で見直す内容でもないので見ないと思います笑)

彼のファンの皆さんは絶賛されていたようですので、ファンには良いのかもしれません。

その動員を狙ってのキャスティングなのでしょうし。

王子が出ないので、白雪姫と言えばこの曲というほど有名な

「いつか王子様が」は歌われません。 なんてこったい。

プリンセスなのに?

虐げられてお城の中で家事をするシーンで、白雪さんったらプリンセスなのに、

恨めしい顔で掃除道具(スポンジ?)をベシッ!と投げたり、雑にバケツで水ばしゃーん!

モップでジャッジャ!したり、いや!お掃除の仕方が雑!!と気になりましたが、

小人のお家で家事をするシーンでも、「皆でやれば早く終わるわ♪」と

♪口笛ふいてー♪と歌いながら小人たちと一緒にお掃除をするはずが、

「お前、歌って踊っとるだけで何もしてないやん」と突っ込みたくなるほど

何もしてませんでした。

「魔法にかけられて」のプリンセスも歌声だけでネズミや鳥を操り掃除をさせていましたが、

プリンセスらしいエレガントさとチャーミングさがあって良かったのだけれど。

中の人の肉感のない体型もあってか、ぎすぎすした印象でした。

突然のコスプレ?

それまで地味な服装で家事に勤しんで(というか渋々やって)いた白雪さん、

森にリンゴを積みに行かされるシーンで、突然の「白雪姫コスプレ」を披露します。

ここまで原作無視してきたのに、どうしてこの衣装だけ忠実さを求めたのか?

もう少し本人に似合うようにアレンジを加えればよかったのに、、、

それAmazonで買ったんか?と気になる、浮きまくっているコスプレ感。

言動が割とがさつで、掃除は雑、女王にらみつける、戦にも参戦じゃー!女性らしさは不要!

という感じの白雪さんがこの衣装を選んで着ると思えず、不自然すぎる姿に思えました。

水にドボンしましたよね?

白雪姫コスプレで森の奥に逃げる白雪さん、途中で池?の中にドボンします。

ようやく這い上がってずぶ濡れになっているところに可愛い小鹿さん登場。

小鹿に向かってポケット?から取り出したパンを差し出します。

「いやーー!!グズグズでしょそのパン!!

そんなもん食べさせられたら小鹿もおなか壊すわ!」と、ぐずぐずなパンの食感を想像して

ゾワゾワしてました。

小人たち

ハイホー♪のシーンで小人たちは♪仕事が好きー♪と鉱石を掘るのですが、

ケンカしたり騒いだりでちっとも鉱石は回収できていないのに、

退勤時間が来ると♪家に帰ろうー♪と帰っていきます。手ぶらで。

何で収入を得ているのか謎。成果は上がらなくてもOKなのか?

もしや時給制なのか?(だとしたらクビになるだろ)

小人たちの吹き替えキャストは自然だったので良かったです。

おとぼけ吹き替えの風間くんが最初と最後に子どもたちに読み聞かせをしているのも

アラジンのジーニーオマージュなのか?

最初の読み聞かせで、風間くんや!とすぐに気づいてしまった私。

(キャスト発表は当日だったので情報は見ていませんでした)

監察医朝顔での桑原くん、風間君の空港ラウンジ案内、

どちらも好きで見ているからでしょう。

娘は最後まで気づいていなかったようでした。

突然のレミゼ感

女王と話しをつけに行ったるわい!でお城に向かう白雪さん。

どこで入手したのか赤いマントを身にまとっていますが、町の人々はそんな白雪さんと共に、

なぜか突然お城に向かってデモ行進を始めます。

何?何があった?なんで突然ヤル気出した??

人々の衣装の色合いも相まって、突然レミゼ来た?と思いました。

♪戦う者の歌が聞こえるか♪が脳内再生。

武器は記憶力

女王と対決しようというのに全くの丸腰の白雪さん。

簡単にやられるでしょこれ、どうするつもりなんだ?と思ったら、

女王の家来と化している国民に、1人ずつ名前を呼びつつ話しかけます。

「あなたの事を覚えてます」と。

名前を呼ばれただけでコロッと白雪さん側に寝返る家来たち。

まさかの、武器は記憶力。

しかし、悪い女王も、皆が怯えるほどの恐怖政治を行っていたと思わせるようなシーンがあるわけでもなく、

白雪姫を殺してその心臓を入れてこい!と言って家来に渡した小箱も、

中にリンゴがコロンと入って戻ってきたのに気づいてないし、

女王のソロナンバーも、宝石に囲まれて長い爪をジャラジャラさせる程度で、

なんか中途半端だね、という印象でした。最後は、あっさり鏡の中に吸い込まれて終了。

感想

という感じで、全体として原作を無視している部分が多いので、

もうこれ、白雪姫というタイトルにしなくてよかったのでは?と感じたほど別作品でした。

こうした数々のつっこみどころを観察しながら観てみたい!という方は、楽しめるかもしれません笑

ここまで不評だと逆に見たくなる勢も一定数いるようですし笑

ここのところ不評続きのディズニー作品ですが、ポリコレ終了の発表もあったことですし、、

今後の作品に期待したいと思います!!

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