ミュージカル

音楽劇『コーカサスの白墨の輪』鳥栖市民文化会館 観劇レポート

おひさしぶりです。ひろりんです!

2026年、すっかり放置していた当ブログを、ついに動かす時が来ました。(単にさぼっていただけですw)

他にも複数のミュージカルを観劇してますが、まずは2026年4月24日、

佐賀県・鳥栖市民文化会館にて上演された音楽劇『コーカサスの白墨の輪』を観劇しました!

会場は鳥栖市民文化会館

初めての、鳥栖市民文化会館!https://tosu-bunka.jp/

鳥栖市文化事業協会(鳥栖市民文化会館)
〒841-0052 佐賀県鳥栖市宿町807-17
☎:0942-85-3645

<交通アクセス>

JR鳥栖駅より
①タクシー 基本料金程度
②徒歩 約20分(約1.5㎞)
➂バス 3・5番「文化会館前」下車 徒歩1分
    1・2・6・10・41・43番「西鉄鳥栖」下車 徒歩5分

JR新鳥栖駅より
①タクシー 基本料金程度
②徒歩 約25分(約1.8㎞)
➂バス 3・5番「文化会館前」下車 徒歩1分

私はJRで博多→鳥栖、そして徒歩で会場に向かいましたが、片道1.6km(公式情報は1.5kmになってるけど)スマホで検索すると、1.6km徒歩23分です。駅からひたすらまっすぐ進め!というルートなので、道に迷うことはなかったです。

行きはお散歩気分できょろきょろしながら楽しんで歩きましたが、帰りはJRの発車時刻が迫っており、時計とにらめっこしながらダッシュ!きつかったです笑

最近買った楽々なスニーカー?スリッポン?を履いてきて良かった!ヒールなんて履いてたら間に合わなかったです。

作品概要

本作は、20世紀演劇の巨匠であるベルトルト・ブレヒトの代表作を原作に、演出家瀬戸山美咲が現代的に再構築した話題作。

『コーカサスの白墨の輪』は、第二次世界大戦期に亡命中のブレヒトによって書かれた戯曲で、「叙事的演劇」の代表作として知られています。
未来への希望を込めて書かれた作品であり、演劇史において“金字塔”と称される名作です。

今回の音楽劇版では、原作の「遠い過去の寓話」をベースにしながらも、「未来の戦争後の世界」という設定へ大胆に再構築。
物語は、荒廃した世界で語り部が過去の出来事を歌い継ぐ形で進行します。

なるほど、エリザベート方式ですね?と密かに思ったミュージカルファン笑



あらすじ

未来の戦争が終わり、荒れ果てた土地に人々(といっても人間ではない存在たち)が戻ってくる。
土地の所有をめぐる争いの中、歌い手が語り始めるのは、かつて起きた一人の女性の物語。

革命によって支配者が倒され、混乱に包まれる近未来の街。
自分のことだけにしか興味のない権力者の妻は、赤ん坊(となるための受精卵)を置き去りにして逃げ出した。

料理女グルーシェは、その見捨てられた命を置いては行けず、自らの危険を顧みず、その命を守ることを決意。
追手から逃れながら、長い逃避行の末に受精卵を育て続ける。

やがて戦乱が終わり、子どもの実の母親が現れる。
「血のつながり」と「育てた愛情」、どちらが真の母か——。

裁判官アズダクの判決が示す“正義”とは何か。

本作は、所有と愛、正義と倫理をめぐる寓話として、観る者に強烈な問いを残します。

主要キャストと役柄紹介

グルーシェ:木下晴香

戦乱の中で受精卵の命を守り抜く主人公。
演じる木下晴香さんは『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミゼラブル』などで知られる実力派で、本公演の開催地:鳥栖の出身。今回の公演も「木下晴香凱旋公演!」と宣伝されていました。
透明感のある歌声と強い意志を感じさせる演技で、グルーシェの「覚悟」と「優しさ」を体現。

シモン:平間壮一

グルーシェの恋人であり兵士。離ればなれになる二人の関係性にリアリティを与える存在。
身体能力を活かした舞台表現に定評がある平間壮一さんが感情の揺れを繊細に表現。

アズダク:眞島秀和

型破りな裁判官。一見無秩序でありながら、本質を見抜く人物。
物語のクライマックスである「白墨の輪」の裁きにおいて、観客に強烈な印象を残す。

ナテラ:sara

権力者の妻で、子どもを置き去りにする女性。
物語における「血縁による権利」を象徴する存在。

感想&ポストトーク

今回の公演では終演後のポストトーク(アフタートークショー)も開催されました。

夜公演だったため、「うーん、嬉しいが、帰りが心配」と思いつつ、お話を聴きましたよ。

晴香ちゃん、おかえり!(鳥栖市民じゃなく福岡市民だが、勝手に歓迎)

子供ミュージカルで小学校3年生からこの舞台に立っていた、という晴香ちゃん。地元で知っている方もたくさん来られていたようで(子供ミュージカルの関係の方々も多くいらっしゃったようでした)、いつになく緊張して迎えた公演だったそうです。

会場には関係先からのお花の数々。バレエ教室からも届いていたのですが、ちょうど公演を観る心の準備のために、「芳雄のミューfes」で、美しいY字バランスをキメながら歌唱する晴香ちゃんを観て家を出てきたところだったので(どんな準備だw)

晴香ちゃん、やっぱりバレエもなさっていたのですねぇ、、と 妙に納得。

そして、プライベートでも晴香ちゃんと仲が良いという、スリカ役の加藤梨里香さんは、普段は「フルーツとお菓子しか食べてない」と言われるほど少食なのだそうですが、鳥栖に来て「透明なイカをたくさん食べました!」とおっしゃってました。

呼子の烏賊ね、おいしいもんね、となぜか誇らしい福岡市民(呼子は佐賀だが、イカの活き造りの発祥は福岡市内である)。

そんな鳥栖トークとともにキャストから語られたのは、
「今、この作品を上演する意味」について。

この舞台が、

  • 戦争について考えること
  • 知ろうとすること
  • 誰かと話すこと

そうした行動の“きっかけ”になってほしい、という願いをこめて演じられているそうです。

当たり前に思っている日常や平和が、決して当たり前ではないことは、昨今の戦争で日々私も感じていることです。
実際に舞台を観たあとでは、その言葉が非常に重く、そしてリアルに響きました。

グルーシェの選択も、アズダクの裁きも、決して遠い世界の話ではない。
極限状態の中で、人は何を選ぶのか。そして「正しさ」とは何なのか。

本作は明確な答えを提示するのではなく、観る側に問いを委ねてきます。

だからこそ、この作品は今の時代にこそ必要なのだと強く感じました。

そして何より、木下晴香ちゃんを存分にガン見できる本公演。晴香ちゃんファンは必見です!

グルーシェのグリーンの衣装も若干ジャスミンっぽくて可愛いし、グリーンのエクステ付きのウェーブのロングヘアも可愛いし、目元にキラキラが入ったメイクも可愛いし、とにかく可愛い、可愛い!!ばっかり考えていました←物語は理解しつつ

キャストが客席の通路をつかって出たり入ったりと動き回るのですが、私は下手通路に近い席に座っていましたので、

すぐそばに!晴香ちゃんが!何度も来る!というお得感も味わいました💕

まとめ

エンターテインメントでありながら、社会と強くつながる作品。
『コーカサスの白墨の輪』は、観終わったあとに誰かと語りたくなる——
そんな力を持った舞台です。

たぶんこの作品は、「答えをもらうもの」じゃなくて、「考え続けるための種をもらうもの」。

鳥栖で観たこの一夜は、その“種”をしっかり受け取った時間でした。

こちらは作品紹介

音楽劇『コーカサスの白墨の輪』トレーラー



今回出演した木下晴香ちゃん、平間壮一さん、Saraさんも出演したカウントダウンミュージカルコンサートの感想はこちら

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